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牛乳はいいの?悪いの?

2017/07/17 Mon 09:40

食育支援をされている歯科スタッフさんから、「牛乳」に関するお問い合わせがありました。

下記がお問い合わせ内容です。
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某食育セミナーへ参加したら、『牛乳はカラダに悪い!』『一滴たりとも飲ませてはならない!』と言われました。
食育コンテンツには牛乳は悪いとは書かれていないため、どうしたらいいのでしょうか?
患者さんへはどのように説明をするといいのでしょうか?
牛乳はいったい良いのでしょうか?悪いのでしょうか?
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このような問い合わせは、セミナーの際も度々ご質問がありますので、今回はブログでシェアさせていただきます。みなさんの食育活動のご参考になりましたら幸いです。

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milk.jpeg 
※フリー素材より

専門的な勉強会の中には、エビデンスもあり正論の話ではあっても、「日常的ではない」と感じると、人は戸惑ってしまうのではないでしょうか。



乳製品フリー素材 


牛乳や牛乳を使った発酵食品など、牛乳なしでは存在しない食品もたくさんあります。
そして、これらを扱う業界も巨大です。このような業界や関連団体などは、牛乳は身体にいい、たくさん飲みましょう、必要な栄養素です!と牛乳の良さをメインに情報発信されるでしょう。

しかし、牛乳が身体によくないという意見も事実あります。
牛乳の賛否を問うと、さまざまな情報がぶつかりあい、完全否定も難しいものです。

まずは、牛乳の利点欠点を知っておきましょう。

牛乳は人間に必要な栄養源があるという良い面があることは事実ですが、悪い面も確かにあるようです。

牛乳の栄養成分表を見ると、カルシウムやたんぱく質、ビタミンなど必要な栄養素が入っています。
牛乳成分表
※図1全国飲用牛乳公正取引協議会HPより

牛乳wikipedia 
※図2wikipedia牛乳

しかし、マグネシウムの含有量が少ない点が一つのポイントといえます。
成分表によってはマグネシウムは入っておらず、入っていてもごく少量。(※参考 図1:全国飲用牛乳公正取引協議会HPより成分表・図2wikipedia牛乳より成分表)

牛乳はカルシウムが豊富なので、牛乳をたくさん飲むと骨が強くなる!と思われがちですが、
カルシウムだけでは骨は丈夫になりません。特に「カルシウム」と「マグネシウム」のバランスは重要だそうです。
牛乳だけでは、「カルシウム・マグネシウム」のバランスが悪く、歯や骨が強くならないということがわかります。

また乳糖不耐性の問題もあるようです。日本人の乳糖不耐症は75%といわれています。
乳糖不耐性とは、簡単に言うと、牛乳を飲んでお腹がゴロゴロ・・と下痢をしたりすることです。小腸にある乳糖分解酵素(ラクターゼ)の働きが悪くなるために起こります。
日本人は、本来牛乳を飲む習慣がなかったこともあり、体内で酵素を作ることができず、体質的にも牛乳が合わない人が少なくないようです。

このような点からも、カルシウムを多く摂ろうと牛乳だけを飲んでいてはアレルギーなど、他の問題も生じてしまうのではないでしょうか。
成長期の子どもに限らず、牛乳を過剰摂取することは避けたほうがいいでしょう。

私自身、牛乳を避けることは日常の生活では正直できません。
私はカフェオレも好きで度々飲みますから・・。

カフェオレ 

どの食材も、過剰摂取せず、バランスよく
意識して選び、感謝していただくことが大切だと思います。

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余談ですが、うちの娘は中学時代、学校で出る牛乳を飲むと必ずお腹を下し、家の牛乳だと大丈夫・・という現象が起こり、学校の牛乳は飲まないようにしていました。何が原因だったのか?牛乳そのものが原因ではないようにも感じた一件です。

個人差もあるので、同じ食材でも良い悪いは言い切れないのが現実です。
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また、牛乳に限らず、食品・食材でも、アレルギー反応が起きるものと起きないものもあるので、[販売元]や[メーカー名]を記録しておくことも大切だと思います。

うちの息子は、あるブランドのパスタを食べると必ず発疹が出て痒みが出ていました。小麦アレルギーなのか?と思いましたが、別のパスタだと何もアレルギー反応は起こらず。販売元(メーカー)を記録をしていたので、そのブランド(メーカー)を避けて選ぶことができています。
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病気を伴わない人に、「一切とってはならない!」と突然制限をかけるのは難しいですが、日頃の食生活を見直し、ちょっとした会話で食べ物に対する意識を変えていくことは可能ではないでしょうか?

何事も、過剰摂取なく、偏りのないように

牛乳ばかり多量に飲んだりせず、他の食品も一緒に摂るよう心がけること。

「マグネシウムを含む食べ物」など、ネットで検索すると詳しく出てきます。
きっとお手持ちの本にも詳しく書かれていることと思います。

また、「牛乳」が合わない体質の人もいらっしゃるので、
牛乳に代わる「カルシウムを含む食べ物」を調べ、ご提案できるようにしておくといいと思います。


トリプルレンジャー
※Dental Life食育コンテンツより
「じょうぶな は や ほね をつくる」食育コンテンツ
ぬりえバージョンもあります。
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カルシウム不足で起こる不調もあります。
やはり、何事も「バランス」。

また、「摂取」も大切ですが、
外食などが続き、塩分の多い食事が続くと、身体は塩分(ナトリウム)と水分の比率を正常にしようと水分を欲っし、喉が乾きやすくなります。
この喉の渇きから過剰に水分をとり、トイレが近くなり、排尿のたびに、身体からカルシウムが一緒に流れ出てしまいます。

必要以上のカルシウムが流れでないよう塩分の取りすぎにはくれぐれも注意しましょう。

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歯科スタッフのみなさん、
患者さんに食生活のカウセリングをする場合、メニュー構成の確認も大切ではありますが、日々の食生活を見て、どう食べているか?食事に要した時間の確認も大切です。
よく噛んで食べているかが見えてきます。
短い時間での飲食は、流し食べになっていないか?食卓に余計な水分が置かれてはいないか?など確認しましょう。
流し食べをすることで、お口が消化器官としての役割を果たせず、唾液の分泌(消化酵素)が少なくなり、小腸に負担をかけることなど、「歯科から食育」を伝えていただきたいと思います。


そして、最後に・・・・
重要なことは、
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「身体」は食べものでつくられているが、
「健康」は食べるものだけでつくられていない。
食事・運動・睡眠のバランスがとても大切。
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っということをお忘れなく( ´ ▽ ` )ノ

食育実践ジャーナリスト
安武 郁子



















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「食べる」を「育む」 | コメント:(0)

健口は未来を変える。

2015/06/26 Fri 14:18


私には「死ぬ間際まで自分の歯で美味しく食べたい!」という夢があります(笑)
それには、歯の定期検診は欠かせません。

そして、歯医者さんに通うと、色んな会話が耳に入り、お仕事的にも収穫があります(笑)
今日もその中から一つ、先生と患者さんのちょっとした会話から感じたことをシェアさせていただきます。

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治療中の患者さん(仮歯かな?)に、
先生が、「食べるときは、しばらく気をつけてくださいね」というと、
患者さんは即座に、
「大丈夫です!普段から硬いものは食べていないので!」と応えました。

それを聞いた私は、心の中で、
『ありゃぁ(; ̄O ̄)』でした。(笑)

そうなんですよね~。
現代人、いや、現代食は本当に噛まない、咀嚼のいらない食が増え、
咀嚼回数も食事時間も比例して激減しました。
※ちなみに、米(玄米)が主食となった弥生時代は今と比べ6倍も噛む回数が多く、
食事時間も長かったことが分かっています。

食べること」を「育まない」まま成長した多くの現代人。
この生活習慣(食べる)の変化=生活習慣病の増加となるわけです。

食べること」を「育むこと」それは、よく噛んで食べることです。
そして、歯の生え始めから「食べること」を通じて「正しい歯列(噛み合わせ)’を育てること」が重要と言えます。

健康であれば、1日平均3回、1年で約1000回、私たち人間は「食べる」行為を行っています。

この「食べる」行為を行う時、
ちょっと意識して食べるものを選び、
ちょっと食べ方(調理法など)を意識して、
ちょっと噛んでることを意識して、
ちょっと朝早く起きて朝食に時間をかけてみるなど、
一つでも多く、一人でも多くの人が意識することが大切だと思います。

食べている物、食べ方は「歯の寿命」にも影響します。

歯の寿命=健康寿命です。

平均寿命ばかり伸び、健康寿命との差は開く一方。
これにより、医療費は高騰し続けています。
国の財政悪化とともに国民負担率も上がり続けています。

国民負担率が上がっていくと私たちの生活がどうなっていくでしょうか?
例えば、国民負担率が50%だったとしたら、
300万年収があっても、手元に残る金額は半分ということです。

国民負担率が上がるほど、手元に残る金額は減っていくということです。
もうすでに・・高い国民負担率であることも再確認しましょう。
(※添付の「内閣府」提供の図をご参照ください)

このような時代を生き抜くためにも健口(歯の寿命)は重要です!
それには「予防歯科」。
歯科定期検診を習慣化させることは必須です。

一人でも多くの人が健口になると、医療費高騰に歯止めがかかるということにもなります。

「食べる」を「育む」(食育)は、「食べる」行為を行う人間一人一人に必要な日々の実践です。


次の食事、意識して選び、口に運びましょう。
あなたのその一口があなたの未来を築いていくのですから!!

国民負担率
「食べる」を「育む」 | コメント:(0)
「生きる力(自立)」を育むためには幼児期からの「食育」が大変重要だということを、シェアしたいと思います。

人間はすでに生まれたときから、自立して生きていくための「種」をもって生まれ、
自立して生きていくために必要な「知恵の」が幼児期に育つのだと思います。

何も知らないと思える赤ちゃんですが、月齢を追うごとに何かと自分でやりたがるようになります。
上手に口に運べなくても食べようとする、上手にコップをもてなくても飲もうとする。
やってあげようと手を出すと嫌がり、「自分で!自分で!」とやりたがります。

このため、この時期の子育ては大変だったりします。
なぜなら、そこには壮絶な食卓が存在するのですからです(笑)

私は、息子の時はテーブル下にビニールシートを敷いていたこともありました。
食後は即効バスルームへ連れて行ったり、
床にベビーチェアーにと拭くところは多いし、足元要注意!でした(笑)。
でも、これでいいんです

子どもの“やりたがり”好奇心”を思う存分発揮させ、この壮絶な状況を家族で楽しんでください。

この「何でも自分でやりたい時期」に、「家を汚したくない」「キレイに食べさせたい」「時間がないから急いで食べさせる」というエゴが、自立のの成長を狂わせてしまうのです。

の邪魔」がなければ、立派に「自立の」は育つのです。

「邪魔」とは、汚したくないからが食べさせる。早く食べて欲しいからが食べさせる、とエゴで「ヘルプ」しすぎないことです。

子どものやりたいことや好奇心を発揮できる環境を整えること=「サポート」をして欲しいと思います。
手づかみで食べ、スプーンをもって食べ、お箸を持って食べれるように…とトライを繰り返して子どもは成長していきます。

「食べることは生きること」。
「食べる」という行為を通じて生きていくうえで必要なことを学びます。
人は一日に平均3回「食べる」行為を行います。
言い換えると、年間1000回以上、この「食べる」行為を通じて「学ぶ」チャンスがあるということです。

このチャンスを子育て(己育て)に生かしてください!

※写真はお姉ちゃんの手作りケーキに興奮し、フォークを持ってはいるが、手づかみでケーキを食べる息子です。
こんな時期もありました(笑)
こども
「食べる」を「育む」 | コメント:(0)
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